皆さんは、税務職員にどんなイメージをもっていますか?
こわい人たち・かたい人・裏がありそう・真面目な人・・・どうでしょうか。
サラリーマンやOLの方々は、あまり税務職員とは接点がないため関心がないかもしれません。ただ、住宅を取得した時や医療費が多額で還付を受けるため、確定申告で税務署を訪れる場合などがあるでしょう。
どうでしたか。その時の税務職員の印象は・・・。分からないところは、親切に教えてくれましたか。それとも、ぶっきらぼーな感じでしたか。
会社の経営者や個人事業者の方は、毎年の確定申告や税務調査などで直接、接する機会があると思います。調査を受けるときも、ほとんど違う調査官が対応すると思いますので、調査官の人柄により見方も変わると思います。
税務職員は国家公務員です。したがって、公務員試験を受験して合格した者です。試験にも、国家1種、国家2種、国家3種、国税専門官試験などいろいろな試験があり、その種類によって昇格のスピードも異なります。
ただし、近年では国家公務員改革でこの差別をなくす意見もありますが、どうでしょうか。
ともかく、試験に合格した者が税務署・国税局・国税庁・財務省の役所に配属されるのです。皆さんと身近に接する税務職員は、国家3種や国税専門官試験で採用された者が多いのが特徴です。
いわゆる現場にいる税務職員は、調査官や徴収官あるいは査察官となり、第一線の表舞台にだされます。そのために、税法を中心として多くの研修を受け、税務職員としての資質を備えていく(国税色に染まる)ことになるのです。
不思議なことに、二世の税務職員が比較的います。また、社内結婚も多いのが特徴でしょうか。親子あるいは夫婦が税務職員ということが多いのです。
女性にとっては、比較的働きやすい職場といえます。もちろん、調査官として税務調査に現場に立ち、バリバリやる女性もいます(最近は多いです)。また、内部事務で裏方にまわる女性もいます。希望しだいで働きやすい仕事が、ある程度できる職場なのです。